ファクトブログ
Instagram、自傷関連の検索を繰り返した子どもの保護者へ通知―日本でも導入
2026年8月17日、Metaは、Instagramで10代の子どもが短期間に自殺や自傷行為に関連する言葉を繰り返し検索しようとした場合、保護者へ通知する機能を日本でも提供開始したと発表しました。米国時間8月13日に世界展開された機能で、Instagramのペアレンタルコントロールを利用している保護者が対象です。
Instagramでは、自殺や自傷行為を明確に助長・美化するコンテンツを制限するとともに、関連するキーワードの検索をブロックし、支援機関や相談窓口などの情報を案内しています。今回の新機能では、それに加えて、短期間に関連語を複数回検索しようとした場合、メール、SMS、WhatsApp、アプリ内通知などを通じて保護者にも知らせます。
通知を受けた保護者には、子どもとの繊細な会話に向き合うための専門家による情報も提供されます。一方、検索だけから子どもの状態を確定できるわけではありません。Meta自身も、慎重さを優先した設定のため、実際には深刻な懸念がない場合にも通知される可能性があると説明しています。
【GAME-Fからのコメント】
今回の取り組みで重要なのは、子どものSNS上で見つかった自殺や自傷関連検索の初期兆候を、アプリ内だけで完結させず保護者へ通知し、家族との対話や現実世界の支援につなげようとしている点です。
子どもの検索履歴の一つ一つを問題行動として捉える必要はありません。また、検索内容だけで子どもの心理状態を判断することもできません。しかし、同じ行動が繰り返されるなど、普段と異なる兆候がみられたとき、それを「叱る材料」ではなく「声をかけるきっかけ」として活用する考え方は重要です。
GAME-Fでも、デジタル上の行動そのものだけを見るのではなく、そこから子どもの生活や困りごとに気づき、必要であれば人と人との支援につなげることを大切にしたいと考えています。
【参考】
Meta「子どもがサポートを必要としていることを保護者に知らせる機能を日本でも導入」
Meta “New Alerts to Let Parents Know if Their Teen May Need Support”