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問題のあるゲーム利用は成長とともに改善する?―5年間の追跡で「自然な回復」を確認
韓国の若者を5年間追跡した研究が2026年6月12日、International Journal of Mental Health and Addiction に発表されました。研究では、Problematic Video Gaming(PVG:問題のあるゲーム利用)が成長とともにどのように変化するのかが検討されました。
研究には開始時点で1,020人が参加し、2020年から2024年まで5回の調査が行われました。PVGは、耐性、離脱、過度の時間投入、コントロール困難、強迫的利用、日常生活の軽視、悪影響があっても続けること、という7つの側面から評価されました。5年間の変化を分析すると、4つの異なるパターンが確認されました。**徐々に増加する群16.4%、当初は高いものの大きく低下する「maturing-out群」13.7%、低い状態からさらに徐々に低下する群56.8%、一度低下した後に再び増加する群13.2%**です。
特に注目されたのがmaturing-out群です。この群では当初PVGが最も高かったにもかかわらず、その後大きく低下しました。カウンセリングや医療機関受診などの専門的介入は非常に少なく、研究者らは、成人期への移行や心理社会的な変化に伴って、問題のあるゲーム利用が自然に改善する場合があることを示す結果としています。また、成人期への移行は、改善する軌跡に属することと強く関連していました。
【GAME-Fからのコメント】
「問題のあるゲーム利用は、一度始まったら慢性化する」と考える必要はないことを、この研究は示しています。特に興味深いのは、当初もっとも問題が大きかった若者の一部が、専門的な治療をほとんど受けることなく改善していたことです。進学、就職、人間関係など、成長に伴って生活上の役割や関心が変化すること自体が、ゲームとの付き合い方を変える可能性があります。
一方で、「自然に治る人もいるのだから放っておけばよい」という結論も危険です。 16.4%では問題が徐々に増加し、13.2%では一度改善した後に再び増加していました。誰が改善し、誰が悪化するのかを最初から簡単に見分けることはできません。必要なのは、すべての子どもを「依存」として扱うことでも、すべてを「成長すれば治る」と楽観することでもありません。変化する可能性を認めながら、その経過を丁寧に見続けることです。
【参考】