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Meta、10代の「AIキャラクター」利用を世界で一時停止―安全対策を再設計
Metaは2026年1月23日、FacebookやInstagramなど同社のアプリにおいて、10代の利用者によるAIキャラクター(AI characters)へのアクセスを世界的に一時停止する方針を明らかにしました。安全対策を強化した新しいAIキャラクターを開発するまでの措置としています。
対象となるのは、登録された生年月日から10代と確認できる利用者だけではありません。Metaの年齢推定技術によって10代と判断された利用者についても、AIキャラクターへのアクセスを停止するとしています。一方、今回の措置はMetaのAIサービスを10代から全面的に遮断するものではありません。情報提供や教育目的などに利用できる通常のMeta AIアシスタントについては、年齢に応じた安全対策を適用したうえで引き続き利用できるとされています。
Metaはこれまで、保護者が子どもとAIキャラクターとの1対1のチャットを停止したり、特定のAIキャラクターをブロックしたり、AIとの会話テーマについて把握したりできるペアレンタルコントロールを計画してきました。今回の一時停止は、こうした安全機能を含む新しいAIキャラクターを開発するための措置と説明されています。
【GAME-Fからのコメント】
安全性に懸念がある段階で、未成年者へのサービス提供をいったん止めて設計を見直すという判断は評価できます。生成AI、とりわけ人格を持つように振る舞うAIキャラクターは、従来の検索やSNSとは異なります。子どもがAIを「情報を得る道具」として使う場合と、継続的に会話する「相手」として使う場合では、心理的な関わり方も異なる可能性があります。その意味で、年齢制限や有害な回答のフィルタリングだけではなく、子どもとAIとの関係そのものを安全設計の対象として考える必要があります。
一方、今回の措置は「AIキャラクターが子どもに有害であることが医学的に証明された」ことを意味するものではありません。むしろ重要なのは、十分なエビデンスが揃うまで何もしないのではなく、新しいリスクが疑われた段階でサービスを修正し、その後に安全性を検証する姿勢だと考えます。
【参考】
Meta — Empowering Parents, Protecting Teens: Meta’s Approach to AI Safety
Reuters — Meta halts teens' access to AI characters globally, January 23, 2026