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EU、子どもを「依存させる設計」から守る指針を公表
2025年7月14日、欧州委員会は、DSAに基づく未成年者保護ガイドラインを公表しました。子どもや若者を、有害コンテンツやサイバーいじめだけでなく、オンラインサービスによる問題的・依存的な行動から守るための具体的な対策を示しています。
特に注目されるのは、利用を長引かせる可能性のある機能への対応です。ガイドラインでは、ストリーク、既読表示、自動再生、プッシュ通知など、過剰利用につながり得る機能を初期設定で無効にすることや、主としてエンゲージメントを高めるための説得的なデザインを取り除くことなどを推奨しています。さらに、レコメンドシステム、AIチャットボット、仮想通貨やルートボックスなどにも言及しています。
なお、このガイドライン自体は法的拘束力を持つ規則ではなく、推奨措置の実施も任意です。ただし欧州委員会は、DSA第28条1項への適合性を評価する際の参照基準として利用するとしています。
【GAME-Fからのコメント】
非常に象徴的な動きです。問題を単に「子どもが使いすぎる」こととして捉えるのではなく、「使い続けたくなるようにサービスがどう設計されているか」にまで視点を広げています。
もちろん、ストリークや自動再生を止めれば依存がなくなるわけではありません。子どもの個人差、家庭環境、友人関係、ゲームやSNSを使う目的も重要です。それでも、「自己管理できない子どもの問題」から「サービス設計を含めて考える問題」へと視点が移っていることは、ゲーム・ネット依存を考えるうえで注目すべき変化です。
【参考】
European Commission — Commission publishes guidelines on the protection of minors
European Commission — Guidelines under the Digital Services Act