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研究・医療2026.09.28

281万人の研究を統合ー子どものスクリーン利用と発達・メンタルヘルスの関連

2026年9月28日、JAMA Pediatricsに、子どものスクリーン利用と発達・メンタルヘルスとの関連を検討した大規模なumbrella reviewが発表されました。研究では、23件のメタ解析、64か国、計2,817,252人の18歳以下の子ども・青少年のデータが統合されました。スクリーン利用が多いことは、全体的な学業成績の低下(r=−0.15)や言語能力の低下(r=−0.14)と関連していました。また、内在化問題、外在化問題、情緒的問題、仲間関係の問題との関連も認められ、SNS利用についても内在化問題との関連が示されました。JAMA Network

 一方で、実行機能、向社会性、数学、科学、読解については統計学的に明確な関連は確認されませんでした。 また、関連の強さはスクリーンの種類や子どもの年齢などによって異なりました。したがって、この研究は「スクリーンを使えば子どもの発達が悪くなる」という単純な因果関係を証明したものではありません。複数の研究を統合して、スクリーン利用とさまざまな発達指標との関連を定量化した研究です。JAMA Network


【GAME-Fからのコメント】

約281万人という非常に大規模なデータから、子どものデジタル利用が学業、言語、心理・社会面と関連することが改めて示されました。重要なのは、「何時間使ったか」だけで子どもの状態を判断しないことです。同じスクリーン利用でも、ゲーム、SNS、学習、動画視聴では意味が異なり、年齢や利用状況によって関連も変わります。さらに注意すべきは、今回の研究は、スクリーン利用が問題を直接引き起こしたことを証明するものではありません。

「スクリーン時間」から一歩進んで、「その利用によって生活や発達に何が起きているか」を見る。

これは、利用時間だけでなく機能障害を重視するGAME-Fの考え方とも重なる重要な視点です。


参考

JAMA Pediatrics — Screen Use and Child and Adolescent Development and Mental Health Outcomes: A Quantitative Umbrella Review

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