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フランスで15歳未満のSNS利用禁止に違憲判断―子どもの保護と表現の自由が課題
2026年8月14日、フランスの憲法会議は、15歳未満の子どものSNS利用を原則禁止する法律の条項について、違憲と判断しました。
フランス議会は同年7月、SNSによる依存、いじめ、有害な情報への接触などから子どもを守るため、利用を制限する法律を可決していました。しかし憲法会議は、子どもの保護という目的の正当性を認めながらも、年齢や成熟度、家庭環境、SNSサービスごとの危険性を十分に考慮しない一律禁止は、表現・通信の自由を過度に制限すると判断しました。また、年齢確認に伴うプライバシー保護についても懸念が示されました。
【GAME-Fからのコメント】
オーストラリアでは2025年12月から16歳未満のSNS利用制限が施行され、英国も同様の規制導入を進めています。一方、フランスでは子どもの保護という目的を認めながらも、一律禁止は表現の自由やプライバシーを過度に制限すると判断されました。各国で子どものSNS利用に対する規制の考え方が分かれています。
子どもをSNSのリスクから守ることは重要ですが、年齢だけで一律に利用を禁止することが、必ずしも最適な対策とは限りません。子どもの安全と、表現の自由やプライバシーをどのように両立させるか。 SNSの利用制限には、子どもの発達段階やサービスの特徴を考慮するとともに、家庭での支援やデジタルリテラシー教育を組み合わせる視点が求められます。
【参考】
フランス憲法会議:2026年8月14日決定(第2026-911 DC号)
Le Monde:15歳未満のSNS利用禁止に違憲判断(2026年8月14日)
オーストラリア政府 eSafety Commissioner:Social Media Age Restrictions