GAME-Fとは
GAME-Fとは
正式名称:GAME-F(Gaming Addiction Monitoring and Evaluation with Functional Impairment)/日本語名:ゲーム依存モニタリング・機能障害評価尺度
依存に関連する行動傾向と機能障害を短く整理し、子ども・思春期の早期認識とコミュニケーションを支えるために提案された枠組みです。ゲームの種類や端末、課金の有無ではなく、行動の変化と生活への影響に着目します。
項目 | 英語概念 | 捉える変化 |
G | Give Up | 減らす・やめる試みがうまくいかない |
A | Angry | 中断や制限への怒り・いら立ち |
M | More | 時間や刺激をさらに求める |
E | Everywhere in the Mind | ゲームへの強いとらわれ |
F | Functional Impairment | 睡眠、健康、家庭、学業・社会生活への支障 |
GAME-Fの評価方法
GAME-Fでは、G・A・M・E・Fの5つの領域について、それぞれの状態を0~2点で評価します。
0点:認められない
1点:時々みられる、または軽度
2点:持続的にみられる、または臨床的に注意を要する
5領域の合計は0~10点となります。ただし、GAME-Fでは合計点の高さだけでゲームとの関わりの問題を判断するものではありません。G・A・M・Eにみられる行動や心理面の変化と、F(Functional Impairment:機能障害)の状態を組み合わせて捉えることを重視しています。
特にFは、学校生活、睡眠、家族関係、友人関係、心身の健康など、日常生活への影響を捉える領域です。GAME-Fでは、ゲームに関連する行動の変化(G・A・M・E)と機能障害(F)を区別して評価することで、ゲームとの関わりによって生じている変化を多面的に理解することを目指しています。
そのため、同じ合計点であっても、各項目の組み合わせによって意味は異なります。 GAME-Fは点数によって診断を行うためのものではなく、ゲームとの関わり方を振り返り、早期の気づきと適切な支援につなげるための評価フレームワークです。
※GAME-Fは現在、研究開発段階にあり、診断を目的とした尺度ではありません。信頼性・妥当性および判定基準については、今後の研究による検証が必要です。
プレプリント
GAME-Fの開発コンセプトおよび理論的背景については、プレプリントとして公開しています。